バジルデート その2

今日は待ちに待った春休み最終日！

将棋会館に行ってくる？って聞いたら「日曜日に行くからいい」と言われたので、今日は何をしたいか聞いてみると「映画がいい」とのこと。

とはいえ、別に見たい映画もないし…と思っていたが、前にテレビで「犬と私の10の約束」がいいというので、パークスシネマへ。

映画そのものは、見る前から内容が分かってしまうぐらい cliche なものだったが、一度でも犬を飼ったことがあれば、ちょっと胸がちくちくするような話だった。

私も、3匹の犬を飼った経験があって、犬は大好きだけど、どれも「死に目」に会えなかったんだよね。。

1匹目は朕。最初の駐在先で飼っていた犬で、父の前任者が飼っていた子をそのまま引き継いだけど、私たちの帰国が決まったので、次は父の後任者一家が引き取ってくれた。

けど、私たちが帰国した翌年に、会社の運転手さんが誤って轢いてしまい、そのまま亡くなったと聞いた。

2匹目は雑種。シェパードの雑種だったので見た目は怖くて力も強く、私が散歩に行くと、無理やり引きずられて、どこに連れて行かれるか分からないという恐怖を感じたのを覚えている。それ以外はとても賢い犬で、父の自慢のペットだったけれど…でも、夏休みのある日、父が早朝に散歩に連れて行ったところ、交通事故で亡くなった。

偶然にも、1匹目も2匹目も同じ名前だったんだよね。
それで、「この名前は交通事故に遭って死ぬ運命なのかも」と思い、3匹目は名前を変えた。

3匹目だけは女の子だったし。

ペットショップで生まれて、本来であれば血統書つきで売られるはずだった子なんだけど、遺伝子の突然変異で毛色が違ってしまい、「売り物にならないから」ってことでブリーダーさんから譲り受けた柴犬だった。

これがまた、近所でも評判（？）になるぐらいの食いしん坊＆マヌケな犬で。そういうところが本当に可愛くて、父の再度の駐在が決まったときも、一緒に連れて行きたいって言って泣いた覚えがある。

でも、海外に動物を連れて行くのはとても難しいことだってことで説き伏せられ、近所の人のうちに「里子」に出されたのだ。

6年後、家族が私より一歩先に帰国して、再びそのわんこをうちの子として迎えた。

けど、その2年後に引越しが決まったので、次は、こないだ亡くなったオジジに引き取ってもらった。オジジのうちにはしょっちゅう顔を出して、わんこを散歩に連れて行ったりしたけど、結局、フィラリアで亡くなった。ずいぶん高齢だったから仕方がなかったけど、やっぱり、最後の最後まで面倒を見てあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

ペットを飼うって、こういうことも含めて…だもんね。
逆に、ペットが後に残されるほうが不幸かもしれないし。


映画を見終えた後は、即効帰宅。
色々あって、英会話のレッスンが金曜日に移動し、一緒に習っていたYOUくんとは別に習うことになったから。

（2人でやってると、2人で遊んでばかりで一向に英語なんかやる雰囲気じゃなくなっちゃってたから、YOUママと相談して、2人を離すことにしたのだ）

こうして、春休みは終わり。

明日は、また学校の友達と遊ぶ約束をしているので、長居公園へ。
明後日は将棋会館一日どっぷりコース。

残りの2日間もまた、大いに満喫しなきゃね。