ほんまのほんまに？

新学期早々、今日も所用により学校に行く羽目に。

なんかもう、夏休みの間は、昼間はバジルの宿題しながら仕事したり、はたまたどこかに連れて行ったり、夜は夜で遅くまで働いてたりしたので本当に疲れた。年々こういう生活が辛くなるが、これからバジルの学費がかかってくる時期なのでリタイヤするわけにもいかないのよね〜。パセリの稼ぎだけでも何とかなるんだろうけど、濡れ手に粟みたいな感じで大金が転がり込んでくるわけなどないんだから、地道に働くしかない。

とか何とか思いつつ、学校の近くの駐車場に車を停めたら、隣に車を停めたマダ〜ムも多分同じ学校の人で。でっかいベンツに乗られてました。ひやー。

隣の芝は絶対に青い。

でも、中学時代に同じクラスにいて（割と近所に住んでいた）アラブ首長国連邦の大使の娘以上の金持ちに会うことは、これから先もないだろうと思う。

彼女の家には何回か遊びに行ったことがあって、トイレに行くのも迷うくらいの豪邸で。あれを見てしまってから、子どもながらに「世の中には本当の金持ちがいるんだ」と思ったんだった。そういえば、彼女はいつも大きいベンツに乗って（もちろん運転手つき）登下校してたっけ。性格はおっとりしたお嬢様だったけど、はっきり言って、成績は「これで大丈夫なの？」と思うくらい悪い子だった。今頃どうしてるかな。

学校で用を済ませ、さて帰ろうと思ったら、玄関付近でバジルが友達とたむろっていた。

バジルと仲良くしてくれてる子に「夏休み楽しかった？」と聞いてみると

「うーん。ずーっと勉強してたから〜」

と答えが返ってきた。

ほんまのほんまに？？

「うん。それで、時々遊びに行った」

と平気で答えるので、ほんまのほんまにビックリした。
その隣にいた別の子も、

「ボクも、ほとんど家に閉じこもって勉強してた」

と言うので、マジっすか？って感じで。

私がビックリするもんだから、逆に驚いた感じの2人が

「バジルくんは何してたん？」

と聞いてきた。
するとバジルは

「えっとー。めちゃくちゃ遊びに行って、時々勉強してた」

とバカ正直に答えていた。
ま、それが真実なんですけどね。

2人ともお兄ちゃんがいる子なので、お兄ちゃんに合わせたスケジュールになっていたのかもしれないけど、それにしても頑張ってるんだなー。エライ。お母さんもエライ。