目が覚めると、枕元にはポカリスエットと体温計、おでこには熱さまシートが貼っつけてあった。パセリが気を利かせてくれたんだろう。熱を測ると、39.6度。こんな熱、今まで出したことがあっただろうか。

午前中、休みを取るから病院に行こうといってくれるが、病院どころか、寝室からわずか3歩の距離にあるトイレに行くことすら拷問に感じるくらい体中が痛く、一歩踏み出すごとに頭が割れるような感覚に襲われる。病院なんかとんでもない。家でおとなしく寝かせて欲しい。

結局、バジルのプールは、YOUくんのおばあちゃんが一緒に連れて行ってくれることに。本当に申し訳ないと思い、バジルが帰宅してから電話してお礼を言うと

「いいんよー。バジルちゃんは扱いやすいし、YOUとも仲良くしてくれるから、かえって楽でよかったわ」

と気を遣って言ってくれて、ありがたい気持ちでいっぱいになった。同じおばあちゃんでも、私の母より年代も上なんだけど、いつまでも元気でいて欲しいおばあちゃんである。

オマケにバジルと来たら、YOUくんのおばあちゃんにおもちゃ+花火まで買ってもらった上に、お昼ゴハンまでご馳走になり(「自分で払うように」ってお金も持たせてたんだけど)、あつかましいったらありゃしない。YOUくんのおばあちゃんは、バジルのこともこの上なく可愛がってくれるので、本当にありがたいのだ。

バジルがプールに行ってる間、母が様子を見がてらバジルの夕飯を持ってきてくれた。母も仕事に行く途中だったので駆け足だったけど、「オリちゃんが寝込むなんて珍しいわねー」なんて言いながら。


+++

帰宅したバジルは、国語と算数のドリル(宿題)をあっさり終わらせ、あとは黙々と工作をして遊んでいた。あまりにも静かで不気味になり、こっそり様子を見に行くと、工作の本に鼻先を突っ込んで読みふけっていたり。

しかし、バジルは私が熱を出したことにちょっと責任を感じていたようで、

「ボクが、東京からの帰りの新幹線で膝枕してもらったから、ママに熱がうつっちゃったんや」

「ママの熱が、またボクにうつったら、ママが元気になるのに…」

というので、そんなこと気にしなくても、すぐに治るから心配せんでも大丈夫やで、と言うと嬉しそうにチューしてくるので間一髪で交わした。子どもが熱だすのを看病するのも、なかなか大変やねんで。

帰宅したパセリに、バジルが↑こんなこと言ってくれてんでーと言うと、

「俺が熱を出しても、『ふーん。そんなことより、早く将棋しよう』とか言うのに、バジルは態度がぜんぜん違う」

と残念がっていた。あはは

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