わすれもの

保育所時代から忘れ物の多いバジルだったけど、小学校に入学してわずか2週間の間に、あれこれと細々忘れ物をしている。今までは、そのどれも深刻なものではなく（深刻というのは、授業に影響が及ぶというもの）、軽微なものだったので「ちゃんと確認しなさいよ」くらいの注意で留めておいた。

しかし今日のはちょっと…

帰宅してから連絡帳を見ると、宿題が「国語：「ん」まで書く」。

この2週間、文字の練習をしていたみたいで、8ますノートに文字を繰り返し書いていく。その中で、少しでも「はね」とか「はらい」とかが間違っていたり、雑な字があったりしたら先生がすかさず「×」を入れ、1つでも「×」のついた文字はまた次のページに繰り返し書くという作業をしていたようなのだ。

バジルは、母に文字を叩き込まれているので、1年生にしてはきれいな字を素早く書ける方だと思う。なので、「×」がついたのは「き」だったかな、それだけで、それ以外はスムーズに書いていた。

なのに、なのに…

何でよりによって、国語のノートを忘れるかなー（恥
宿題どうすんのよ。

とバジルに聞くと、平気な顔して「ええねん。学校で全部終わらせたから」

ま、確かに授業が終わってから下校するまで時間があるから、その間に終わらせてたとしても不思議ではないけどさ。だからってさー。ブツブツ

まぁええわ。
ちゃんと学校においてるならそれでええわ。

と思っていたら、夕方、先生から FAX が流れてきた。

「バジルくんへ。
○○（←1年生の教室の隣の部屋）に、こくごのノートとかさをわすれていましたよ。これからはわすれないようにしてくださいね」


げげげ〜！
教室に忘れたのならいざ知らず、別の教室に置き去りにするなんて、何をやってたんだ〜！！

バジル、慌てて学校に電話。

「1年1組のバジルですが、ヤマダ先生はいらっしゃいますか」
「忘れ物をしてしまってごめんなさい」

先生は優しく「いいのよバジルくん。月曜日、また元気に学校に来てね」と言ってくれたようで、安心した様子。

もう、忘れ物のクセは抜けないかなぁ…家から持っていくものについては私も注意してるけど、学校から持って帰るものは自分で注意してもらわないとね。