今日はバジルの卒園式。
とは言え、さしたる緊張感とか特別感もない朝で、私もバジルも淡々と準備を済ませた。
そして、制服姿のバジルの写真をたくさん撮った。
いつもは自転車で往復した道。自転車だと5分弱くらいの道のりだけど、今日はバジルと2人で手をつないでゆっくり歩いて保育所まで。
2歳の頃に保育所に入ってから4年弱。よく頑張ったな。
同じクラスのお友達にイジワルされて、何度か「保育所行きたくない」ってゴネたこともあったけど、それでも最後の2年間はそんな泣き言など一回も言わずに喜んで通園した。
生まれて初めての大きな節目、何だか母は感無量です。。
で、何だかんだで園に到着。
9時半までに登園しろといわれたので、9時20分くらいに到着したが誰もまだいなかった。先生が手持ち無沙汰な感じだったので、式が終わって先生の争奪戦(?)になる前に、写真を撮影した。
机の上には、卒園アルバムやら連絡帳やらが置いてあって。
連絡帳をめくると、最後のページに先生からのメッセージが書いてあった。
ううう。。。感動。。。
この先生は、バジルが年少のときに担任を受け持ってくれた先生だ。その当時は、新米の保育士ではじめての担任で、経験も何もなく、オドオドした感じがして「大丈夫かいな」と不安ばかりだった。
バジルとお友達との間にちょっとしたトラブルがあった時も、仲介に入ってくれてるようで何も解決せず、結局、相手の男の子の転園という言わば「棚ボタ」的な形で終息したのだった。
そんな頼りないだけの先生だと思っていたが、年々顔つきも変わってきていい先生になった。私がバジルの長所として、もっとも認めている部分を先生もちゃんと見てくれていたんだなと思うと、本当に嬉しかった。
+++
続々と子どもたちがやってきた。
9時半までにとあれほど口を酸っぱくして言われていたのに、堂々と遅れてくるお母さん(と子ども)が2組ほど。うち1組は遅刻常習犯のマホちゃん親子。曰く「カメラがなかったから、コンビにまで買いに行ってた」。この人はいつまで経ってもこうなんだろうな。
そしてもう1組はイチゴちゃんとこ。お母さんが気合を入れて着物で登場。どうやら着付けに時間がかかった様子。
でも、着物を着てるのはイチゴちゃんママだけなのでちょっと浮いてた(笑)キレイだったけどね。
卒園式が始まると、私の隣に座っていたサクラちゃんママが泣き出した。卒園児入場のところで、私もちょっとグッときたけど「謝辞を読み終えるまでは泣くな」と自分に言い聞かせて我慢。
何度かツボを刺激されたけど、市議会のおっちゃんだとか、保護者会の会長だとかの挨拶にツッコミどころがあって、前列に座っていたのに笑いをこらえること数回。
保護者会の会長(年少組の女の子のパパ)の挨拶が面白くて(いや、本人は決して狙ってたわけじゃないんだけど)、
「みんなにも、将来何になりたいとか夢があると思うけど、そうやって小さい頃から『こんな人になりたい』と思って努力をしていると、必ず夢は叶います」
という趣旨で始まったのに、最後の方はトーンダウンして
「まぁ、別に今『こうなりたい』って決めなくても、ゆっくりボチボチ、ノンビリ行ってください」
ってアンタ、最初に「小さいうちから努力をすれば〜」って言ったやん!しどろもどろになっていたので、きっと頭の中でシミュレーションしていた挨拶とちょっと違ってきて、軌道修正し損ねたって感じ。楽しませてもらいました(←性格わるー)。
その次に謝辞だったんだけど、バジルがニヤニヤ笑うし(そしてバジルの周りの子たちも連鎖反応でニヤニヤ…)私は私で、その直前の保護者会の会長の挨拶で変にツッコミ気分になっていたので、妙なテンションを保ったまま何とか読み終えた。
でも、謝辞の次は「想い出のアルバム」。
♪いーつのーことーだかー おもいだしてごーらん〜
って、あの歌。
あの歌は反則やね。ホンマにぐっとくる。
「はーるのーことーですー」あたりで、思わず涙がウルウル…でもそれを狙ったかのように、バジルが「へーっくしょん!!」と特大のくしゃみ。加トちゃんかっつーの!それですーっと涙がひいていった。
+++
卒園式はつつがなく終わり、教室に戻り、記念品などをもらう。
タオルを片手に号泣している女の子もいたりして、何だか全体的にしんみりした雰囲気…空気を読めない男2人(バジルとハヤポン)がガサガサとアルバムを開けたり、おしゃべりをしたり。
記念品の贈呈が終わり、先生の最後の挨拶。
もう先生も涙涙で声にならないくらいで、最後に
「先生は、おばあちゃんになってもみんなのことを絶対に忘れません」
と言ったら、女の子は号泣。男の子はなぜか「おばあちゃんになっても」がツボに入って笑い出すし。男の子ってアホやね(笑)何がオモロイねん。
で、この段階から妙な音楽が頭の中で響いていた。
谷村新司の「昴」
…でもどうやら頭の中ではなさそう…。すると、どこから聞こえてきてるんだか。
教室を出て、園庭に出ると「昴」が大音量で流れていた。
お見送りの音楽が「昴」かいっ!!
周りの保護者もしらーっとしてるし、子どもらは子どもらで「何じゃこの音楽〜」と言ってるし(当然だ)、絶対これはボーズ(理事長)の趣味だろーと思ったけど、何かちょっと気分わるー。
最近、卒業ソングがたくさん出てるんだから、そのうちの一つでも選んで子どもらに分かりやすい曲で送り出してあげて欲しかったのに、何で「昴」やねん。意味不明。
+++
園庭でたくさん記念撮影をして、さて帰ろうと思ったら、バジルと一番仲良しのハヤポンのママが「バジルくんは24日まで来るの?」と聞いてきたのでビックリ。
24日まで来てもいいの?
そんなの知らなかったよ。
何で、そういうことをちゃんと園のほうから通達してくれないんだろう。ハヤポンのママは、ハヤポンのお兄ちゃん2人も同じ保育所に通ってたし、お母さん(ハヤポンのおばあちゃん)が園で働いてるから「24日まで見てもらうには自己申告しなきゃいけない」ってのが分かってたんだろうね。でも私はそんなこと知らないから、「15日に卒園式が終わったら、もうそれで終わり」だと思ってたもん。
それを聞いたバジルも、仲良しのハヤポンが来るならボクも!と言うので、「園長先生に聞いてごらん」と言うと、園長のクソババが
「基本的に今日で終わりです〜。どうしてもお仕事が…って方だけ、24日までお預かりします」
ってそれ何やねん。
聞いてないから。
それに、15日で勝手に卒園式にしたくせに、保育料だけは1ヶ月分丸々取ってるし。反則やろそれ。
むか〜!!!
最後の最後まで気分の悪い。
結局、バジルには「園長先生が、今日でもう終わりって言うてるから来たらアカンねんて〜。まぁ、こんなところにこんでも、家でできることはなんぼでもあるから、家で楽しもうかー」
と大きい声で言って出てきてやった。
最後の最後にちょっとリベンジした気分。すっきり♪
しっかしまぁ、最後の最後まで本当にワケの分からない園だったな。
園の方針としては悪くないんだけど、ワンマン経営が災いしているのがぜんぜん分かってないんだもん、あの夫婦。だから、今年も先生が大量に辞めていくんだよ。
ま、もう来ることもないだろうけどね。
やれやれ。
+++
夕方。
パセリが今週は春闘期間中だから、定時で上がらなければいけないってことで、卒園祝いにバジルが食べたいものを食べに行こうと提案してくれた。
バジルに「晩御飯、何食べたい?」と聞くと
「…野菜…」
というわけで、せっかくのお祝いディナーなのに、UCW の有機野菜のバイキング「AEN Table」に。。バジルは、大好きな筑前煮やらひじきやら、豆やらを取ってご満悦でしたとさ。
とは言え、さしたる緊張感とか特別感もない朝で、私もバジルも淡々と準備を済ませた。
そして、制服姿のバジルの写真をたくさん撮った。
いつもは自転車で往復した道。自転車だと5分弱くらいの道のりだけど、今日はバジルと2人で手をつないでゆっくり歩いて保育所まで。
2歳の頃に保育所に入ってから4年弱。よく頑張ったな。
同じクラスのお友達にイジワルされて、何度か「保育所行きたくない」ってゴネたこともあったけど、それでも最後の2年間はそんな泣き言など一回も言わずに喜んで通園した。
生まれて初めての大きな節目、何だか母は感無量です。。
で、何だかんだで園に到着。
9時半までに登園しろといわれたので、9時20分くらいに到着したが誰もまだいなかった。先生が手持ち無沙汰な感じだったので、式が終わって先生の争奪戦(?)になる前に、写真を撮影した。
机の上には、卒園アルバムやら連絡帳やらが置いてあって。
連絡帳をめくると、最後のページに先生からのメッセージが書いてあった。
物知り博士のバジルくん。本当に色々なことをよく知っていて、先生やお友達にたくさんのことを教えてくれましたね。そして人一倍頑張りやさんで、決して弱音を吐かない強い男の子でしたね。
ううう。。。感動。。。
この先生は、バジルが年少のときに担任を受け持ってくれた先生だ。その当時は、新米の保育士ではじめての担任で、経験も何もなく、オドオドした感じがして「大丈夫かいな」と不安ばかりだった。
バジルとお友達との間にちょっとしたトラブルがあった時も、仲介に入ってくれてるようで何も解決せず、結局、相手の男の子の転園という言わば「棚ボタ」的な形で終息したのだった。
そんな頼りないだけの先生だと思っていたが、年々顔つきも変わってきていい先生になった。私がバジルの長所として、もっとも認めている部分を先生もちゃんと見てくれていたんだなと思うと、本当に嬉しかった。
+++
続々と子どもたちがやってきた。
9時半までにとあれほど口を酸っぱくして言われていたのに、堂々と遅れてくるお母さん(と子ども)が2組ほど。うち1組は遅刻常習犯のマホちゃん親子。曰く「カメラがなかったから、コンビにまで買いに行ってた」。この人はいつまで経ってもこうなんだろうな。
そしてもう1組はイチゴちゃんとこ。お母さんが気合を入れて着物で登場。どうやら着付けに時間がかかった様子。
でも、着物を着てるのはイチゴちゃんママだけなのでちょっと浮いてた(笑)キレイだったけどね。
卒園式が始まると、私の隣に座っていたサクラちゃんママが泣き出した。卒園児入場のところで、私もちょっとグッときたけど「謝辞を読み終えるまでは泣くな」と自分に言い聞かせて我慢。
何度かツボを刺激されたけど、市議会のおっちゃんだとか、保護者会の会長だとかの挨拶にツッコミどころがあって、前列に座っていたのに笑いをこらえること数回。
保護者会の会長(年少組の女の子のパパ)の挨拶が面白くて(いや、本人は決して狙ってたわけじゃないんだけど)、
「みんなにも、将来何になりたいとか夢があると思うけど、そうやって小さい頃から『こんな人になりたい』と思って努力をしていると、必ず夢は叶います」
という趣旨で始まったのに、最後の方はトーンダウンして
「まぁ、別に今『こうなりたい』って決めなくても、ゆっくりボチボチ、ノンビリ行ってください」
ってアンタ、最初に「小さいうちから努力をすれば〜」って言ったやん!しどろもどろになっていたので、きっと頭の中でシミュレーションしていた挨拶とちょっと違ってきて、軌道修正し損ねたって感じ。楽しませてもらいました(←性格わるー)。
その次に謝辞だったんだけど、バジルがニヤニヤ笑うし(そしてバジルの周りの子たちも連鎖反応でニヤニヤ…)私は私で、その直前の保護者会の会長の挨拶で変にツッコミ気分になっていたので、妙なテンションを保ったまま何とか読み終えた。
でも、謝辞の次は「想い出のアルバム」。
♪いーつのーことーだかー おもいだしてごーらん〜
って、あの歌。
あの歌は反則やね。ホンマにぐっとくる。
「はーるのーことーですー」あたりで、思わず涙がウルウル…でもそれを狙ったかのように、バジルが「へーっくしょん!!」と特大のくしゃみ。加トちゃんかっつーの!それですーっと涙がひいていった。
+++
卒園式はつつがなく終わり、教室に戻り、記念品などをもらう。
タオルを片手に号泣している女の子もいたりして、何だか全体的にしんみりした雰囲気…空気を読めない男2人(バジルとハヤポン)がガサガサとアルバムを開けたり、おしゃべりをしたり。
記念品の贈呈が終わり、先生の最後の挨拶。
もう先生も涙涙で声にならないくらいで、最後に
「先生は、おばあちゃんになってもみんなのことを絶対に忘れません」
と言ったら、女の子は号泣。男の子はなぜか「おばあちゃんになっても」がツボに入って笑い出すし。男の子ってアホやね(笑)何がオモロイねん。
で、この段階から妙な音楽が頭の中で響いていた。
谷村新司の「昴」
…でもどうやら頭の中ではなさそう…。すると、どこから聞こえてきてるんだか。
教室を出て、園庭に出ると「昴」が大音量で流れていた。
お見送りの音楽が「昴」かいっ!!
周りの保護者もしらーっとしてるし、子どもらは子どもらで「何じゃこの音楽〜」と言ってるし(当然だ)、絶対これはボーズ(理事長)の趣味だろーと思ったけど、何かちょっと気分わるー。
最近、卒業ソングがたくさん出てるんだから、そのうちの一つでも選んで子どもらに分かりやすい曲で送り出してあげて欲しかったのに、何で「昴」やねん。意味不明。
+++
園庭でたくさん記念撮影をして、さて帰ろうと思ったら、バジルと一番仲良しのハヤポンのママが「バジルくんは24日まで来るの?」と聞いてきたのでビックリ。
24日まで来てもいいの?
そんなの知らなかったよ。
何で、そういうことをちゃんと園のほうから通達してくれないんだろう。ハヤポンのママは、ハヤポンのお兄ちゃん2人も同じ保育所に通ってたし、お母さん(ハヤポンのおばあちゃん)が園で働いてるから「24日まで見てもらうには自己申告しなきゃいけない」ってのが分かってたんだろうね。でも私はそんなこと知らないから、「15日に卒園式が終わったら、もうそれで終わり」だと思ってたもん。
それを聞いたバジルも、仲良しのハヤポンが来るならボクも!と言うので、「園長先生に聞いてごらん」と言うと、園長のクソババが
「基本的に今日で終わりです〜。どうしてもお仕事が…って方だけ、24日までお預かりします」
ってそれ何やねん。
聞いてないから。
それに、15日で勝手に卒園式にしたくせに、保育料だけは1ヶ月分丸々取ってるし。反則やろそれ。
むか〜!!!
最後の最後まで気分の悪い。
結局、バジルには「園長先生が、今日でもう終わりって言うてるから来たらアカンねんて〜。まぁ、こんなところにこんでも、家でできることはなんぼでもあるから、家で楽しもうかー」
と大きい声で言って出てきてやった。
最後の最後にちょっとリベンジした気分。すっきり♪
しっかしまぁ、最後の最後まで本当にワケの分からない園だったな。
園の方針としては悪くないんだけど、ワンマン経営が災いしているのがぜんぜん分かってないんだもん、あの夫婦。だから、今年も先生が大量に辞めていくんだよ。
ま、もう来ることもないだろうけどね。
やれやれ。
+++
夕方。
パセリが今週は春闘期間中だから、定時で上がらなければいけないってことで、卒園祝いにバジルが食べたいものを食べに行こうと提案してくれた。
バジルに「晩御飯、何食べたい?」と聞くと
「…野菜…」
というわけで、せっかくのお祝いディナーなのに、UCW の有機野菜のバイキング「AEN Table」に。。バジルは、大好きな筑前煮やらひじきやら、豆やらを取ってご満悦でしたとさ。
コメント
何が食べたい?の問いに「野菜」って答えるのってなんだかバジル君らしい(^^)
それにしても最後の最後まで園はやってくれましたね。
昴って…。
もう少し良い歌あったと思うんだけどなぁ(^^;)
まさか「昴」が流れるなんて思わなかったので、全員しらーって感じでしたよ。最後の最後に変なオチをつけなくていいのに〜。
また、謝辞の大役もお疲れさまでした。
ウチの子が卒園した時の事を思い出しながら、ホロリとしたり思わず笑っちゃったりしながら読ませていただきました。
卒園式後にも子供を預ける事、知りませんよね〜!
ウチの職場の人は、卒園後も31日までキッチリ預けていましたよ。