今日からバジルの保育所も始まり、日常が戻ってきた。
年末、とっても厄介な仕事がやってきた。
いつも一緒に仕事をしている会社から電話があり、実は別の訳者が手がけた原稿を一度見て欲しいというのだ。
日本語(訳した後の)原稿を読んでいるだけでは意味がさっぱり分からず、その訳者に原文が分かりづらかったのかとさり気なく聞いてみると、何と「原文が幼稚すぎる。ネイティブが書いたものじゃなさそうだから、自然な日本語にしにくい」とか何とか言われたらしい。
担当者は、原文が悪いから日本語もおかしくなるのか、あるいは単に訳者の力不足で日本語が変なのかが判断つかなくなり、客観的な意見が聞きたいということで、私に原稿を見て欲しいと言ってきた。
まぁ私だって、大した訳者ではないのは重々分かっているし、人のことをどうこう言えるような立場ではないんだけど、先に日本語の訳文だけデータで送ってもらったところ、確かに何が何だか意味が分からない。いかにも直訳調というか、これなら正直バイトの大学生のほうが優秀なんじゃないかと思えるほどの出来だったのだ。
たとえて言うなら、機械翻訳(笑)
あれですわ。
あんな感じの訳文が、ずらずらと延々30ページにもわたって展開されていて、読んでいるだけでも吐き気がしてきそうだった。
翌日、原文が宅配便で送られてきた。
確かに、原文が幼稚だと「これをどうやって料理しようか」と思案することはある。まず原文を理解することに苦労が伴うもんだから、手間だって二倍三倍かかるし。はてさて、原文はどないなもんかと思いながら封を開けると…
別に普通やん〜!
まぁ、ネイティブが書いたものではなさそうだなという印象は受けたが、それだけに小難しいボキャブラリーや表現はまったく使われていなくて、とても平易で分かりやすい。原文の内容の性質上、平易さが求められるようなものだったので、私としては別に何の違和感も感じなかったのだ。
で、翻訳会社の担当者にそのように話した。
客先によっては、直訳調でもいいから原文どおりに訳して欲しいというところもあれば、意訳してでも自然な日本語にして欲しいというところもあるので、あくまでも客先が求めるように処理するのが一番。だけど個人的には、この原稿ははっきり言ってどうかと思う(自分のことは棚にあげさせてください、と念を押した上で(笑)変に気弱な自分がいたりして)。なので、時間と予算が許すのであれば、もう一度推敲するべきだということを言ったのだ。
私が「推敲」と言ったのは、あくまでも訳者自身が見直して、日本語を直すべきだということだったんだけど、曲解されたのか何なのか「じゃぁオリーブさんお願いできますか」という話に。
でもなー。
もう仕事も入ってるし、そんなに時間ないっすよー。10日まで時間あるならいいけど。と無理を承知で(というか無理だろうと思って)言ってみたら、あっさり「じゃぁお願いします」ということに。
で、今日。
年末から取り掛かっていた別の原稿を仕上げ、この原稿の推敲に取り掛かったのだが、「訳チェック」なんて生易しいものではない。普通、訳チェックというと、プロ(あるいはその道を目指している人)の訳者が手がけた原稿におかしな点はないか、訳抜けはないか、誤字脱字はないか、という程度で済むようなものだけど、この原稿に関してはおかしくない点を探したほうが早いくらい。推敲して手直しをするよりも、最初っから訳しなおしたほうがよっぽど時間的にも効率的じゃないかと思うほどの(はっきり言って)ひどい代物だった。
ああ疲れるわ。
肩こるわ。
この分じゃ、連休もこの仕事にかかりきりだな…。
年末、とっても厄介な仕事がやってきた。
いつも一緒に仕事をしている会社から電話があり、実は別の訳者が手がけた原稿を一度見て欲しいというのだ。
日本語(訳した後の)原稿を読んでいるだけでは意味がさっぱり分からず、その訳者に原文が分かりづらかったのかとさり気なく聞いてみると、何と「原文が幼稚すぎる。ネイティブが書いたものじゃなさそうだから、自然な日本語にしにくい」とか何とか言われたらしい。
担当者は、原文が悪いから日本語もおかしくなるのか、あるいは単に訳者の力不足で日本語が変なのかが判断つかなくなり、客観的な意見が聞きたいということで、私に原稿を見て欲しいと言ってきた。
まぁ私だって、大した訳者ではないのは重々分かっているし、人のことをどうこう言えるような立場ではないんだけど、先に日本語の訳文だけデータで送ってもらったところ、確かに何が何だか意味が分からない。いかにも直訳調というか、これなら正直バイトの大学生のほうが優秀なんじゃないかと思えるほどの出来だったのだ。
たとえて言うなら、機械翻訳(笑)
あれですわ。
あんな感じの訳文が、ずらずらと延々30ページにもわたって展開されていて、読んでいるだけでも吐き気がしてきそうだった。
翌日、原文が宅配便で送られてきた。
確かに、原文が幼稚だと「これをどうやって料理しようか」と思案することはある。まず原文を理解することに苦労が伴うもんだから、手間だって二倍三倍かかるし。はてさて、原文はどないなもんかと思いながら封を開けると…
別に普通やん〜!
まぁ、ネイティブが書いたものではなさそうだなという印象は受けたが、それだけに小難しいボキャブラリーや表現はまったく使われていなくて、とても平易で分かりやすい。原文の内容の性質上、平易さが求められるようなものだったので、私としては別に何の違和感も感じなかったのだ。
で、翻訳会社の担当者にそのように話した。
客先によっては、直訳調でもいいから原文どおりに訳して欲しいというところもあれば、意訳してでも自然な日本語にして欲しいというところもあるので、あくまでも客先が求めるように処理するのが一番。だけど個人的には、この原稿ははっきり言ってどうかと思う(自分のことは棚にあげさせてください、と念を押した上で(笑)変に気弱な自分がいたりして)。なので、時間と予算が許すのであれば、もう一度推敲するべきだということを言ったのだ。
私が「推敲」と言ったのは、あくまでも訳者自身が見直して、日本語を直すべきだということだったんだけど、曲解されたのか何なのか「じゃぁオリーブさんお願いできますか」という話に。
でもなー。
もう仕事も入ってるし、そんなに時間ないっすよー。10日まで時間あるならいいけど。と無理を承知で(というか無理だろうと思って)言ってみたら、あっさり「じゃぁお願いします」ということに。
で、今日。
年末から取り掛かっていた別の原稿を仕上げ、この原稿の推敲に取り掛かったのだが、「訳チェック」なんて生易しいものではない。普通、訳チェックというと、プロ(あるいはその道を目指している人)の訳者が手がけた原稿におかしな点はないか、訳抜けはないか、誤字脱字はないか、という程度で済むようなものだけど、この原稿に関してはおかしくない点を探したほうが早いくらい。推敲して手直しをするよりも、最初っから訳しなおしたほうがよっぽど時間的にも効率的じゃないかと思うほどの(はっきり言って)ひどい代物だった。
ああ疲れるわ。
肩こるわ。
この分じゃ、連休もこの仕事にかかりきりだな…。
コメント
最初っから訳しなおしたほうがよっぽど時間的にも効率的じゃないかと思うほどの原稿って…
どんなのなんだろう!?
オリーブさんがめちゃ苦労されていることだけはヒシヒシと伝わってまいりました。
新年早々お疲れさまです!