子どもの口に戸は立てられない
2005年7月9日今日の夕飯の時、バジルが突然
「あのな。バジル、家族の中で一番好きなんは、ママとおじいちゃんやねん」
と言い出した。
問題発言じゃないっすか?
「パパとおばあちゃんは?」と聞くと、「好きやけど、ママとおじいちゃんが一番やねん」
私の両親もパセリの両親も幸い健在なので、バジルにはジジババが2組いるわけだが、パセリの実家は遠方にあるので、年に数回しか会うことはない。
しかも割とあっさりした家系なので、妙にテンションが高く、いちいちリアクションが大げさな私の実家とは大きな隔たりがあり、結婚した当初はちょっとしたカルチャーショックをおぼえたもんだ。
義母は、「利口で明朗快活で、情緒が安定している」と言ってバジルを絶賛しているが、かと言って孫を猫かわいがりしたりはしない。ニコニコと優しく見守ってくれているという感じ。
義父は、病気がちというのもあってか、あまりバジルと遊んだりはできないし、話し上手な人でもないので、かかわりは結構浅いと思う。
一方、うちの両親はどっちも小さな子どもが大好き。
他人の子どもでも、喜ばせようとものすごくサービス精神を発揮するくらいなのに、孫が相手となったら歯止めが利かない。特に、精神年齢がバジルと同じくらい(実年齢は62歳)の父は、確かに私が子どもの頃から「おもろいオッチャン」で友達にも人気があったし、よく私や弟と、私たちの友達を引き連れてあちこち連れて行ってくれたりした。
なので、バジルは父と遊んでいると、いつもゲラゲラと腹の皮がよじれて吐くんじゃないかと思うくらい笑い続けている。
母も子どもは好きだし、バジルのことは愛してやまないけど、父みたいに子どもにとって分かりやすく、ダイレクトな方法でその愛情を表現することはあまりないので、小さなおもちゃを買ってくれたり、出先で可愛いTシャツを買ってくれたり、はたまた食事を作ってくれたり。
そう考えると、母はどっちかと言うと、私を支えてくれている大きな力なんだろうと思う。仕事が大変だからと言って、暑い中、汗かきながらタッパーに詰めた夕飯を届けてくれたり、「調子どう?」とさりげなく電話をくれて愚痴を聞いてくれたり。いつまでたっても、母は母なんだと思ったりする。
そんなこんなで、バジルにとって、一番接する時間の長い私と、一番楽しませてくれるおじいちゃんが一番なんだろう。
ではパセリは?(笑
彼もここ数年でずいぶん父親らしくなってきたなぁと思う。
やっぱ、母親と父親とではメンタリティがぜんぜん違うと思うので、子どもが生まれた!さぁアンタは今日からパパよ!なんて言っても、にわかにはそう意識できないと思うし、私が彼に求めることは、今のところ「いい父親」であること以前に、「いいサポーター(私の)」であることかも。
「いい父親」になるのは、まだ先でいいのよん。父親が大事になってくるのは、もう少し先だろうし。特に男の子なので、私1人で子育てするのは難しいと思うし。
+++
オリンピックの開催地、ロンドンに決まりましたね。
意外だなー。けど行きたいなー!!
と思っていた矢先のテロ。
サミットが開催され、オリンピックが決定した翌日、何てタイミング。
私が住んでいた国からロンドンまでは飛行機で40分くらいの距離で、友達が住んでいたということもあったので、何度も行ったことがある。それだけに思い入れのある街で、あのdouble decker がめちゃくちゃになっている映像を見たりすると、本当に胸が痛む。
中でも、King’s Cross という地下鉄の駅でふと思い出したこと。
確かこの駅では、かつて大規模な地下鉄火災があった記憶がある。ロンドンの地下鉄の駅では、木製のエスカレーターが使われているところが多くて、これが原因で火災になったらしい。当時は大きなニュースになった。
一度ならず二度までも…。
犠牲に遭われた方のご冥福をお祈りします。
頑張れロンドン!
「あのな。バジル、家族の中で一番好きなんは、ママとおじいちゃんやねん」
と言い出した。
問題発言じゃないっすか?
「パパとおばあちゃんは?」と聞くと、「好きやけど、ママとおじいちゃんが一番やねん」
私の両親もパセリの両親も幸い健在なので、バジルにはジジババが2組いるわけだが、パセリの実家は遠方にあるので、年に数回しか会うことはない。
しかも割とあっさりした家系なので、妙にテンションが高く、いちいちリアクションが大げさな私の実家とは大きな隔たりがあり、結婚した当初はちょっとしたカルチャーショックをおぼえたもんだ。
義母は、「利口で明朗快活で、情緒が安定している」と言ってバジルを絶賛しているが、かと言って孫を猫かわいがりしたりはしない。ニコニコと優しく見守ってくれているという感じ。
義父は、病気がちというのもあってか、あまりバジルと遊んだりはできないし、話し上手な人でもないので、かかわりは結構浅いと思う。
一方、うちの両親はどっちも小さな子どもが大好き。
他人の子どもでも、喜ばせようとものすごくサービス精神を発揮するくらいなのに、孫が相手となったら歯止めが利かない。特に、精神年齢がバジルと同じくらい(実年齢は62歳)の父は、確かに私が子どもの頃から「おもろいオッチャン」で友達にも人気があったし、よく私や弟と、私たちの友達を引き連れてあちこち連れて行ってくれたりした。
なので、バジルは父と遊んでいると、いつもゲラゲラと腹の皮がよじれて吐くんじゃないかと思うくらい笑い続けている。
母も子どもは好きだし、バジルのことは愛してやまないけど、父みたいに子どもにとって分かりやすく、ダイレクトな方法でその愛情を表現することはあまりないので、小さなおもちゃを買ってくれたり、出先で可愛いTシャツを買ってくれたり、はたまた食事を作ってくれたり。
そう考えると、母はどっちかと言うと、私を支えてくれている大きな力なんだろうと思う。仕事が大変だからと言って、暑い中、汗かきながらタッパーに詰めた夕飯を届けてくれたり、「調子どう?」とさりげなく電話をくれて愚痴を聞いてくれたり。いつまでたっても、母は母なんだと思ったりする。
そんなこんなで、バジルにとって、一番接する時間の長い私と、一番楽しませてくれるおじいちゃんが一番なんだろう。
ではパセリは?(笑
彼もここ数年でずいぶん父親らしくなってきたなぁと思う。
やっぱ、母親と父親とではメンタリティがぜんぜん違うと思うので、子どもが生まれた!さぁアンタは今日からパパよ!なんて言っても、にわかにはそう意識できないと思うし、私が彼に求めることは、今のところ「いい父親」であること以前に、「いいサポーター(私の)」であることかも。
「いい父親」になるのは、まだ先でいいのよん。父親が大事になってくるのは、もう少し先だろうし。特に男の子なので、私1人で子育てするのは難しいと思うし。
+++
オリンピックの開催地、ロンドンに決まりましたね。
意外だなー。けど行きたいなー!!
と思っていた矢先のテロ。
サミットが開催され、オリンピックが決定した翌日、何てタイミング。
私が住んでいた国からロンドンまでは飛行機で40分くらいの距離で、友達が住んでいたということもあったので、何度も行ったことがある。それだけに思い入れのある街で、あのdouble decker がめちゃくちゃになっている映像を見たりすると、本当に胸が痛む。
中でも、King’s Cross という地下鉄の駅でふと思い出したこと。
確かこの駅では、かつて大規模な地下鉄火災があった記憶がある。ロンドンの地下鉄の駅では、木製のエスカレーターが使われているところが多くて、これが原因で火災になったらしい。当時は大きなニュースになった。
一度ならず二度までも…。
犠牲に遭われた方のご冥福をお祈りします。
頑張れロンドン!
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