そんなこんなで、前日は11時半に迂闊にも寝入ってしまい、目が覚めたら3時を回っていた。

せめてスクリプト起こしだけでも済ませておいて、大阪に戻ってきてから翻訳の作業に入ろうと思っていたので、大きな番狂わせ。けどとりあえずできるところまでやってから出発しよう!と珍しく(?)強い意志を持って机に向かった。

ホントにねぇ…もう何が何だか。
私は宗教の話は本当にぜんぜん分からないんだけど、インタビューの中で宗教関係の引用がとても多く、基本的なことが分かっていないとスペルすら怪しい単語もあったりして、思った以上に苦戦してしまった。

いったんざっくりとスクリプト化したところで時計を見ると午前6時を回っていた。慌ててパソコンを閉じ、洗濯機を回しながら東京行きの準備。8時過ぎの新幹線に乗らなきゃいけないので、ささっと化粧を済ませ、パセリへの伝言をざざざーっと書いて出発。

久々に電車に乗ったけど、朝早いのに結構乗客が多いのには驚いた。しかし何で○○線(← ローマ字2文字)はあんなに臭い!!の。あれ以上乗ってたら、電車酔いするところだった。

時間通りの新幹線に乗ったら一安心。
でも寝る前に、水曜日納品の原稿の最終チェック。出力した原稿を持参していたので、原文と照らし合わせて赤を入れていく。

ここのソースクライアントの仕事は、内容的には難易度は低いのだが、スタイルガイドがかなり細かくて、それを覚えるのが結構面倒だったりする。やってるうちに慣れてくるんだけど、久しぶりにここの仕事をしたので、えーっとどうだったっけ…と一瞬戸惑ったりして。

何とか赤入れが終わったのが、名古屋のちょい手前くらい。
2時間は寝られるかなーと思い、iPod Mini で音楽を聴きながら目を閉じていると、いつの間にか眠っていた。

しかし!
名古屋で悪魔のような四人組が。

それはおっさん4人だったんだけど、通路を挟んだ二人席をひっくり返して対面式の4人席にして、延々としゃべり倒しているのだ(しかも大声で)。

私は品川で降りたんだけど、とにかくもうジジイの話し声のせいでイライラ…。

+++

品川に到着すると、友達との待ち合わせ場所のホテルのロビーへ。

この友達とも何年か会ってなかったので、ちょっとした同窓会だ。お互い三十路を迎え、彼女はずーっと同じ会社で仕事を頑張ってるし、私は子どもを産んだ。それでも口から出てくるのは、ひたすら「変わらないねー」ばかり。学生時代の友人って最高だ。いつでも「そのとき」の自分に戻れる。

私はずいぶんラフな格好で行ったので、更衣室でワンピースに着替えてから、近くのイタリアンで軽くランチ。そのときに、かなり catching up したので、眠気も一気に吹っ飛んだ。

そこから原宿に移動し、彼女がいつも行っているという美容室に。ここでセットの予約をしてあるというので、私も甘えることにしたのだ。

この美容院、そこそこ有名らしいんだけど、店舗面積もものすごく広い上に、従業員も異様に多い。大阪で通ってる美容院がものすごく懐かしくなった。

+++

披露宴会場に移動。

式は神式でやるというので、親族だけ。
友達である新婦が登場するのをドキドキしながら待っていると、綿帽子をかぶった彼女が登場した。

幸せいっぱいの笑顔を浮かべた彼女は、まさに time of her life という感じ。

彼女は私が理想とする人で、頭脳明晰で可愛らしいし、何よりも人への思いやりが深い。これほどまでに人のことを親身になって考えられるのかと思うくらいで、私も何度となく彼女に励まされてきた。

そんな彼女は、今までなかなかいいご縁がなかったのだが、数年前に知り合った彼氏が彼女に一目ぼれ。何てまぁお目の高い人なんだろうと思ったけど、そんな彼は、私が知る彼女の「好み」とは程遠い人だった。

でもね、直感的に「この二人は結婚するな」と感じたりした。
彼氏はとにかく彼女にベタ惚れだったし。

彼氏は案の定、嬉しそうな笑みを満面に浮かべて、鼻の下デレデレに伸ばしていた。ま、当然だわな。

+++

もう1人の友達の時間ギリギリになって合流し、披露宴が始まった。

披露宴はオーソドックスなスタイルだったけど、列席者にガイジンさんがいたり、周りは帰国子女ばっかりだったり(笑)何だかそういう意味でユニーク。

列席者を見回すと、田中真紀子さんにそっくりなおばさんがいて、友達と大笑い。本当にそっくりだったんだって。その隣には、ゴルバチョフ(のソックリさん)、さらに彼の会社の上司は武蔵丸、お友達の中にルーシー・リューもいて、いろいろと楽しませてもらった。

ずっと幸せそうにニコニコしていた彼女だったけど、両親への花束贈呈のときには大粒の涙をこぼして声を詰まらせ、私も思わずもらい泣き…初心に返って、「パセリに少し優しくしてあげなきゃいけないなぁ」なんて神妙に思ったりした。(『少し』というのがミソ・笑)

続く

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