先週の土曜日、バジルの英会話の先生が

「イラクで日本人の若い男の子が誘拐されたって話を聞いたけど本当か」

と聞いてきた。

誘拐…というよりも、正確にはテロ集団に拉致・拘束されてる。
前に同じように拘束されたアメリカ人やイギリス人と同様、日本の自衛隊を 48 時間以内にイラク国内から撤退させないと、彼の首をはねるって言ってるんだよ。

と説明すると、「何でまた彼はイラクに行ったの?自衛隊関係者?ジャーナリスト?」と聞くので、「違う。単なる civilian だ」と言うと、ますます混乱した表情をしていた。

きっとそれはアメリカ人である彼女だけの思いではなく、何でまた…(色々な理由は思い浮かぶけど、今となっては本当の理由は分からないだろう)という気持ちは、きっと誰もが持ってるはず。特にご家族の方々の無念を思うと、やるせない気持ちになる。

彼の遺体が発見されてから、ご家族の方々が出したコメント「イラクの一日も早い平和を祈っております」
涙が出るね…。
果たして彼は、その名のとおり「生きて証とする」ことができたんだろうか。
せっかくいい名前をもらったんだから、無事に帰ってきて欲しかった。

前に、同じように日本人が拉致された時。
それはあまりにも状況も違ったし、かのグループはまだ聖職者たちが仲介人として間に立って交渉する「余地」があったんだけど、国内では「自己責任論」が巻き起こった。

退避勧告が出てるような国に、むざむざ出向くのはおかしい。
しかも家族の対応もどうか。けんか腰に「自衛隊撤退させろや!」なんてさー。
帰りの飛行機運賃くらい自分で払え(←しかもこれは政府高官も言った)。
二度とイラクに行くな。

という意見もあれば、

あああ、日本はいったいいつからこんなに不寛容な国になったんだろう…

と嘆く意見もあって。

小泉さんは、拉致された5人のジャーナリスト+ボランティア活動家については自己責任云々と言うけれど、じゃぁ国の任務に従事している最中に亡くなった2人の外交官についてはどうなんだ…と思ったりして。

話はそれたけど。
彼は、自分は絶対に日本に帰ってこられると思ったんだろうか。
そうだろうな。じゃないと行かないよね。
まだ24歳、reckless で naive な考えがあってもおかしくない若さだと思う。
でも、同じ「自分探し」をするんなら、新潟の地震で被災した人たちの手助けをするボランティア活動をするとか、アフリカで井戸掘りをするとか、カンボジアで教育を受けられない子どもたちにアルファベットを教えるとか、他にも色々あったと思うんだけどねぇ…。

+++

今日は梅田に。

取り立ててこれと言った用はなかったけど、ジュンク堂にも行きたかったし。

ジュンク堂での収穫は↑

これ、ポケットサイズだけど、オールカラーで内容もかなり充実している。バジルには難しいけど、絵を見てるだけでも十分楽しめる。

あと、恐竜だけではなく、太古の世界にいた魚類とか哺乳類とかも載っていて、パセリも楽しそうに読んでいた。

あとは、ヒサクニヒコ先生の「恐竜博物館」
これも面白い。
けどバジルには難しいので(笑)小学生になったら楽しめるかな。

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