バジルの初恋

2004年9月10日
バジルは、割と博愛主義的なところがある。

だから、女の子は万遍なく「可愛い」と言う。
同じクラスの女の子が髪の毛を切ったら「○○ちゃん、髪の毛切って、めっちゃ可愛くなってんで」とコメントする。

リボンをつけてる女の子の似顔絵を描くときは、リボンの色とか柄とかまで忠実に描く。

男の子に対しても、「●●くんは、足がすごく速くてかっこいいねんで」。自分がトロトロ走ってて負けても平気。「だってな、●●くん、かっこいいねんもん」

こういうところが、先生に「バジルくん、競争心なさすぎ」と言われちゃうんだな。リレーの練習をしてても、どうやら後ろの人を待ってるらしい。待ったらアカンっちゅーねん。

でもね、私はバジルのこういうところが一番好きだったりする。

たとえ、お友達にちょっといじわるされても「でもな、明日になったら一緒に遊ぼうって言ってみるねん」って、限りなく陽転思考。

で、誰彼なしにわけ隔てなく接してるバジルにも、なにげに「贔屓」があったりするのだ。

それが、同じクラスの「ナッツちゃん」

これがまた、可愛い子なのだ。
ちっちゃくて、ニコニコしてて、同い年なんだけどもっと幼く見える。

5歳くらいになると、女の子は本当に怖いくらいませてきちゃったりするんだけど、そういう早熟さはまったく見られない子。

今朝、パセリが早めに出勤だったので、私がバジルを保育所に連れていった。

すると、ナッツちゃんがおばあちゃんに連れられて登園してくるところだった。

で、おばあちゃん曰く

「昨日な、ナッツと話してたら、『バジルくん好きやねん』って言うねんよ。で、バジルくんにそれ言ったことあるの?って聞いたら『あるで。バジルくん、大好きって言った』やて。面白いね、子どもって」

うちのバジルも、ナッツちゃんのこと好きって言ってますよ〜なんて保護者同士で盛り上がってしまった(笑)

そして園門で、ナッツちゃんが「バジルくん、一緒に教室まで行こう」と言うので、ナッツちゃんのおばあちゃんが「あらそう、じゃぁおばあちゃんは帰るわな」と、【あとは若い子同士で〜】みたいな感じで去ってしまった。

私もそうしようかと思ったけど、バジルが(浮かれて?)自転車のかごに体操服を忘れてしまってたので、慌てて後を追いかける。

すると2人とも、微妙な距離を保ちながら、恥ずかしそうに並んで歩いていた。

んま〜。
なんて可愛いの(笑)

ずっと見ていたかったけど、そういうわけにもいかず。
バジルに体操服を渡すと、私のほうを振り向きもせずに教室に歩いていくバジルを見送り、私も帰宅した。

+++

今日の夕方、ディスカバリーチャンネルで「三畳紀の巨大生物」という番組がやっていた。

もちろんバジルはかじりつくように見てた。
でも残念ながら、三畳紀は成熟した(つまり、図鑑に出てきてバジルのハートをがっしり掴むような)恐竜はいなくて、その番組も主に魚竜(イクチオサウルス)の発掘に関するものだった(夕飯作りながらだからあんまり見られなかったけど)。

番組の後半、カナダの「王立ティレル博物館」が映った。

ここは、前々からバジルが「行きたい」と言ってるところ。
どんなところなのかよく知らなかったので、ちょっと見てみると、本当にバジルが好きそうな博物館だった。

いつか行ければいいね。

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