DINKS と DEWKS、そして とあるデジャヴュ

先々月、大学時代の友人から、会社を辞めるというメールが来た。

彼女は、その会社には大学卒業以来ずっと働いていたので、あと数年働いたら10年勤続ってとこ。

入社当時は「1年ももたへんわ」とか言ってたのに、ここまで頑張ったんだもん。辞めるといっても、大人しく家庭に納まるような子ではないので、もっと条件のいい会社に転職するということだった。

私が結婚してから1年後くらいに彼女も結婚したんだけど、子どもはいない。彼女自身、働くのが好きっていうことと、ダンナさんが出張がちな仕事だから、何となくタイミングを逃してるらしい。

ま、それはともかくとして。

その彼女、「辞めてから、ランチでも行こうよー」と言ってたんだけど、昨日またメールが来て

「今、モントリオールに来てま〜す♪」

も、もんとりおーる？？

急に思い立って、1ヶ月ほど旅行することに決めたんだって。

こういうのって、独身者はもちろん、結婚してても子どもがいなかったらできるよね…（正直な感想）。彼女の場合、典型的な DINKS（Double Income No Kids:共稼ぎ、子ナシ）だから、時間もお金も割と自由に使えるんだろうしな。これ、ポイント高いよね。

この暑苦しい日本（というか大阪）から脱出できるならどこでもいいとすら思ってる自分には、あまりにうらやましすぎる話だった。

うちは、いわゆる DEWKS（Double Employed With Kids: 共稼ぎ、子アリ）の部類に入るけど、時間とお金のバランスってなかなか難しいような気がする。時間があるときはお金がないし、お金があるときは時間がないし。自分が時間があってどこかに行きたくても、子どもの予定で無理だったり。

もちろん、私にはバジルがいる生活に何の不満もないけどね。
むしろ、自分でも恵まれてるって思うから、文句は言っちゃいけないよなー。

ま、人のことをうらやましがってもしょうがないとは思いつつ、今朝の新聞で、昨日の大阪の最高気温が全国でも一、二を争うほどの高さだったのを活字で確認してしまい、改めて暑苦しくなってしまったのであった…。

＋＋＋

で、今日はお盆ということもあって、母のアッシーで墓参り→オジジの家に。

今日もまた、日差しが痛いくらいの一日。

お墓は、水をかけた墓石がすごい勢いで乾きそうなくらい。
それも、もっと山の中にあるような場所（北摂霊園とか？）だとそうでもないんだろうけど、本当に街中だから余計に。

そこから高島屋に寄り、オジジの家に持参するお土産を買って、軽く昼食を摂って、移動。

今日は、オジジの家に行く前に、久々にオジジに会うバジルに「オジジは目が見えないけど、自分のことは自分で何でもできるし、目が見えなくてもいっぱいお勉強していろんなこと知ってるねんで。バジルも色々教えてもらい」

と言うと、「オジジのおめめ、何で見えへんの？」「オジジ、おめめ取れちゃったん？」と【目が見えない】ことに異様に興味を示してしまい、困ってしまった。

実際、私はもちろん、オジジの実の娘である母だって、オジジが盲目になってしまった原因は分からないんだもん。説明のしようがないよ。

でも、目が見えなくても身の回りのことは自分でできるっていうのは本当の話だし、一日中ラジオを聞いてるから当年とって87歳の割には博識なのは確かな話。

しかし、オジジの家に到着したら、オジジの話を聞くどころか、バジルの独壇場だった（笑）恐竜の話から昆虫の話にいたるまで。最近、昆虫図鑑もよく見てるので、何のクワガタムシがどこで採取されるかとか、またもオタク知識を吸収しつつあるし、バジルもオーディエンスが欲しかったんだね。

それに、あとから従姉妹が息子3人（バジルと同じ4歳児を筆頭に、2歳、10ヶ月と3兄弟）を連れてきたので、一気に賑やかに。バジルも久々にいい遊び相手ができて、きゃーきゃーはしゃぎまわっていた。

ところで、オジジの家でトイレに入ったとき、花柄のトイレットペーパーを見て、強烈なデジャヴュが。

んー、これ、どっかで見たぞ。
何だっけ。

うーん。
うーん。

そうだ！！


オリンピック日本代表（女子）が、開会式で着用していたユニフォーム。


あれはちょっとアカンやろ…と思ってしまったのは私だけでしょうか。