DVD のレビューを書こうと思ったのに、これは出てこないのね。

この "King of the Hills" って、例によってケーブル TV でやってるアメリカのアニメ。

これが結構面白い。

テキサス州の片田舎に住む Hill 家を中心に話が進むんだけど、何ともシニカル。

こないだやってたエピソードは、その Hill 家の一行が日本を訪れるという話だった。

途中からしか見ていないので、どういう経緯で日本に行くことになったのかはわからないんだけど、Hill 家の主である、プロパン会社の社員 Hank と妻の Peggy、1人息子の Bob と父 Cotton の 4 人で飛行機に乗る。

Cotton はかつて日本戦の兵士として戦ったことがあり、日本にいた頃は女遊びをしまくっていた。

で、その数多き女の一人、ミチコが忘れられなくて(か他に理由があったのかは不明)、彼女を訪問するという。

成田に着くと取材陣が待ち構えていて、「その感動的な瞬間を撮影したいから同行させてくれ」としつこく付きまとう。Cotton は「やだね」と一蹴し、それでもつきまとう記者を「あのジャパラッチめ」とか何とかブツクサ言うわけ。

で。

そのミチコに会ったら、知らぬ間にミチコとの間にできていた息子のジュンイチロウとご対面。Hank はビックリ。異母弟がいたんだから(しかも日本人だし)。

Bob はホテルの向い側にあるゲームセンターで DDR にハマる。すると、そこで出会った少女(日本人…らしい)と仲良くなる。でも、この女の子が Bob に「一緒に踊ろう!」と誘う言葉が
「ダンス?」(アクセントは「ス」に)

しかも BGM は松田聖子?なのか誰なのか知らないけど、聖子ちゃんみたいな声で ♪キモノビート、なんとかかんとか〜♪(誰か知りません?)

何じゃそりゃ!!

で。

Hill 家の 4 人とミチコ、ジュンイチロウの食事中に、何かが原因で Cotton が怒ってしまい、レストランから出て行ってしまう。で、そのまま見つからない。

Hank はジュンイチロウに頼んで一緒に探してもらうことにするんだけど、街角で手当たり次第に "Excuse me..." と話しかけてみるんだけど、誰一人として足を止めてくれない。

そこでジュンイチロウが

「日本人は礼節を重んじるんだ。だからまず、自分から名乗らなければならない」

とか言って、おもむろにその辺に歩いてる人に名刺を差し出し、行方不明になってる Cotton の写真を見せて「この人を探しています。何かご存知なら連絡してください」という。

すると、話しかけられた人も「分かりました」とか言って、自分の名刺を差し出す。

ウッソ〜〜

で、その数時間後に、その名刺を渡した男性から電話がかかってきて、Cotton を東京駅で見かけたっていう情報が入る。

慌てて東京駅に行き、切符売り場の窓口で Cotton を見かけたかどうか尋ねるんだけど、その窓口の人は

「ここで聞かずに、隣の案内係に聞いてください」

と言う。

ジュンイチロウは「分かりました」と深々とお辞儀をして、隣の案内係の窓口に行く。

で、案内係の窓口で同じ質問をすると、何と

「それは、隣の切符売り場の窓口で聞いてください」

といわれる。さっき聞いたばっかりなのに。

でもジュンイチロウはまたもや深々とお辞儀をして

「分かりました。ありがとうございました」

とか言ってんの。ウソやろ〜

その様子を見ていた Hank は、「さっき切符売り場で聞いたじゃないか」と言うんだけど(そりゃそうだ)、ジュンイチロウは「これが日本流なんだよっ」と言い返す。

たらい回しにされることは確かに多々あるけど。
痛い皮肉やなぁ(笑

このアニメ、スタッフに日本人はいないんだろうな、きっと。
描写に無理があるというか、何と言うか。
ステロタイプにはめてみましたって感じ?

そういや昔、ヨーロッパの学校に転校した当初、私の学年には日本人が1人もいなくて、男の子たちにすごく珍しがられて(?)

「日本にはニンジャはまだいるのか」

って聞かれたことがあったなぁ。
(しかも結構マジメに)

Made in Japan の製品は知られているものの、日本人って意外にも知られていないのかもね。

+++

明日は父が出発する日。

空港まで送るつもりなので早く寝ないといけないのに、どうも無理だなぁ…はぁ。

でも夏の旅行代を稼がなきゃいけないしな。
頑張るべ

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