親が元気であるということ

自分が三十路を越したからというわけではないけど、自分の両親もいつまでも元気なわけじゃないんだなぁと何となく思う今日この頃。

というのも、退院したばかりの伯母が再入院し、また1ヶ月ほどの安静を言い渡されたらしい。

その一人娘である従姉妹は私と同い年。父親は数年前に他界して、一人で伯母の面倒を見ている。

その彼女、2歳の息子を抱え、今は第二子の妊娠中（現在8ヶ月）。すごく大変だと思う。

さっきも電話がかかってきて、いつもの元気いっぱいの従姉妹の声だったけど、無理していないかなぁと気になる。

里帰り出産のつもりで帰省しているのに（大阪ではない）、逆に心身ともに疲れてしまってると思う。大阪に帰っておいで、こっちで生んだら、私も母も手伝いに行けるからと言ったんだけど、やっぱり伯母のことが気になるんだろう。当たり前だけど。

彼女の夫は大阪出身で大阪で勤務しているので、産後はこっちに戻ってくる予定だけど、私も気が気じゃない。従姉妹の都合がつけば、とりあえず様子を見に行ってあげようかと思う。

＋＋＋

そんな伯母は、私の父の姉にあたるので、63歳くらいだと思う。そんなに年寄りというわけではない。

でも、いつまでも若くはないんだな。
確実に年は取る。

私の父は間もなく61歳で、その誕生日に某国に「出稼ぎ」（笑）に行く。数年は戻ってこない予定らしい。

気力も体力も十分有り余るほどで、会社を定年退職してからわずか1年で、のんびりとした生活に飽きてしまったらしい。それもこれも、彼の生来の性格の災い（？）とするところ。

母は父よりも6歳下だから、正直まだ「年寄り」の中に入れるのは忍びないし、見かけもまだ40代で十分通用するくらい若く体力もあるから、いつかこの両親が、病に伏せたりすることはあるのかと疑わしい気持ちになる。

実際、母の父（私の祖父）は85歳になっても元気いっぱいだし。

何でも一人で背負って頑張りすぎている従姉妹の姿を見ると、とても切なくて、自分は親に何をしてあげられるかなぁと思う。そして、今、従姉妹に手を差し伸べられるとしたら、どんなことだろうかとも。

従姉妹には、何も一人で頑張る必要はない、彼女自身は一人っ子だけど、彼女の母は私にとっても大事な伯母なんだから、何も遠慮することなんかないから、無理だと思う前にちゃんと連絡してよ！と言っておいた。

みんな心配してるんだよ、とも。

そんな言葉、正直、何の意味もなさないかもしれないけど。