何だかなぁ

こんな記事を見つけた↓

就職難で？学生の自殺増加、大学側が予防に本腰

　厳しい就職事情を苦にしたと見られる大学生の自殺が増えていることが、全国大学生活協同組合連合会（東京）などの調査で明らかになった。事態を重く見た各大学では新年度から、自殺予防に力を入れる。

　70万人の学生が加入する大学生協連共済センターによると、自殺による共済金給付件数は、1990年代前半は50件前後だったが、97年度に80件台に乗った後、99年度、2000年度は99件と急増。今年度も2月末までに80件に達し、給付対象になった本人死亡のうち自殺の占める割合は48％と、90年度以降で最悪となった。警察庁の調査でも、短大・大学生の自殺者数は、90年代前半の200人余りに比べ、99年の363人を最高に、2000年以降も320―340人の高い水準にとどまっている。

　原因について、共済センターでは、就職難や進路の悩みを指摘する。91年には2・86だった大卒求人倍率が1・08に低下した96年ごろから4年生以上の自殺が40人を超えており、今年度は1年生の自殺は7人だったが、留年を含む4年生以上が44人に上った。「最近は将来の進路に悩む高学年の学生の自殺が目立っており心配している」と広報担当者は話す。

ちょうど、私たちの年くらいから「就職氷河期」という言葉を頻繁に耳にするようになった。

氷河期って、ものすごく絶望的な響きがありません？
寒くて、周りも凍ってて、何の希望もないような。

寒がりな私は、「寒くて空腹」な状態に陥ると一気に厭世的な気分になるので、「就職氷河期」という言葉を聞くだけで、もう就職活動も「や〜らない」とあまり真剣にやっていなかった。

そんな私は、最初は大学院に進学するつもりにしていて、やりたい仕事もよく分かんないし、入りたい会社も特になかったので、「就職はまたの機会に」なんてノンキなことを考えていた。

でも、よくよく思えば、人生どんなに長く生きても、「新卒」という印籠をかざして入社できるのはその時しかないわけで。しかも理系ならともかく、文系の院卒で就職って？？どうなん？？？と思ったりもして。だいたい、講師とかで大学に残るパターンが多いのかなぁ？しかし、教職は無理だと思ったし。

そんなこんなで、ものすごく消極的な理由で、みんなから遅れること約2ヶ月、重い腰を上げて就職活動を始めた私。早い子はもう内定なんかもらって、遊びまくっていた。

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就職って、仕事がほしい！って思ってる間は「会社に採用していただく」って気分で、いかにうまく自己アピールするかとか、いかに人事の気を引けるような志望動機を述べられるかに頭を悩ませてしまうわけだけど、本当は「自分が会社を選ぶ」ってことじゃないかなぁ〜って思ったりするんだよなー。

それに、採用基準も各社で結構まちまちじゃない？
申し分のないイケメンでも、「結婚相手にはちょっとなぁ〜」と思わせてしまうようなこともある。結局は相性なんだろうなぁって思う。

ってね。
そんなことみんな分かってるんだよね。
でも、会社に入るのだけがすべてじゃないよ。

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かと思えば、こないだ美容院に行ったときに話のタネに上ったんだけど。

同じ美容院の別のお客さんの息子さんが、ちょうど大学を卒業する年齢らしくて。

でも就職する素振りもなく、業を煮やしたお母さん（そのお客さんね）が「卒業後の進路はどうすんのか」と聞くと

「毎日、満員の通勤電車に乗るのはイヤだ。スーツも嫌いだ。入りたい会社もないし、したい仕事もない。だから、アルバイトで食いつなぐ」

と言われて絶句したらしい。フリーター、多いもんね。

それぞれの考えがあるだろうから、フリーターを悪く言うつもりはないし、別に悪くも思っていないんだけど、↑の男の子のような理由でフリーターを選ぶなんて、何だか寂しいなぁと思ってしまう。

いずれ、「コレだ！」と思えるような職業に出合えるといいなぁと思ってしまった。

みんなガンバレ！（ついでに私も。。）