バジルの中で、「家族」という区切りには2つある(みたい)。

もちろん、一緒に住んでいるのは「ママとパパとバジル」

そして、一緒には住んでいないけど、一応家族として認識しているのが「おじいちゃんとおばあちゃんとウルトラマンのおっちゃん」

パセリの実家は遠く、年に1回か2回しか行くことはない。

しかも、電話も滅多にかかってこないし(こっちから「お元気ですか〜?」なんて電話しても「で、話はそれだけ?」みたいな感じに終わっちゃう)、バジルの誕生日にプレゼントを送ってくれたり、ということもない。全然ない。

なので、必然的にしょっちゅう会う私の両親が、彼の中の「おじいちゃん・おばあちゃん」の定義に当てはまるんだけど。

「ウルトラマンのおっちゃん」が入ってるのは大きな謎。

「ウルトラマンのおっちゃん」と言うのは、私の弟のミントのこと。

ミントは、バジルが生まれてしばらくしてから東京に転勤になったので、今までに数回しか会ったことはない。

去年は2回しか顔をあわせてないし、今年はお正月だけ。

なのに、バジルは「ウルトラマンのおっちゃん」が大好きみたい。

ミントいわく

「それは俺が大人のオーラを発してないからとちゃう?」

と言っていた。それは当たってるかも。


+++


ミントは独身だけど、子供が好きなので、バジルをよく可愛がってくれる。

パセリとはちょっと違う遊び方をしてくれるし、大阪に帰って来るときに色んなおもちゃを買ってきてくれるので、インパクトがあったのかな。

前に帰ってきたときは、ウルトラマンのフィギュアをわんさか買ってきてくれた。きっとバジルはそろそろ「ウルトラマン期」に突入してるかと予想してたみたいで。

普段はウルトラマンに興味のないバジルでも、そのフィギュアは結構気に入ってたみたいで、しばらく遊んでいた(すぐに恐竜に戻ったけど)。

今度、父の還暦祝いパーティで大阪に帰ってくるんだけど、そのときに一緒に持ってきてくれるバジルのお土産、何がいいか電話してきてくれた。

「バジルさー。恐竜やで、まだ」

と言うと

「げーマジ?恐竜のおもちゃってないよなぁ。でも探すわ絶対」

と力が入っていた。


+++

その話をバジルにすると

「ウルトラマンのおっちゃん、まだ帰ってこないの?」

と毎日のように催促される。

それは「ウルトラマンのおっちゃんがいつ帰ってくるか」ではなく「恐竜のおもちゃがいつ手に入るか」じゃないの?って感じだけど。


+++

今日、買い物の帰りに駐車場の階段で危ないことをしていたバジルに、何度も「落ちるからやめなさい」と注意していたのに、一向にやめる気配がなくて。

「さっきから危ないよって言ってるのに!ママが言ってること聞かれへんのやったら、ウルトラマンのおっちゃん、おもちゃ買ってきてくれへんよ!!」

と言うと、ウルウル目で

「ママ…ごめんなしゃい。ウルトラマンのおっちゃん、帰ってきてくれる?」

だって(笑)


人気者やね、ウルトラマンのおっちゃん。

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