年月を感じること

戦争が始まった。


前の湾岸戦争のとき、私は高校生で、ヨーロッパに住んでいた。

通っていた学校の生徒の大半はアメリカ人で、「お兄ちゃんが湾岸戦争に従軍している」とかいう子もいた。

当然、イラク人の生徒もいた。
でも、そんなのあまり関係なかったな、誰がどこから来たからどーのとか。

でも、戦争が勃発したことを憂えた歴史の先生が、毎日、教室にラジオを持ち込み、クラスが始まる時間に流れる BBC ラジオのニュースに耳を傾け、そのときの戦況を確認した。

そのニュースが終わると、先生は深々とため息をつき、おもむろに授業を始めるのだった。。


そして、毎日のように校内で警報が鳴った。
学校に爆弾を仕掛けたという脅迫の電話がかかってくるからだ。

最初のうちはビックリして、「何があったんだろう」とみんなでグラウンドに避難し、教室に戻るよう指示されるまでドキドキしながら待っていた。

でもさすがに毎日こうだと慣れて（？）きて、警報が鳴ると「またかよ」とかなんとか言いながら、「授業がおじゃんになった♪」なんて不謹慎なことを思ったりしていた。

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そして今日、その戦争のとき、わずか2歳だった子と会った。それはイトコの子供で、法事に連れられてきていた。

イトコと言っても、もう48歳で、うちの母とそれほど年が変わらない（笑）

その子が、もう中学生になっていた。法事のあとにみんなで行った中華料理屋さんで、気持ちいいくらいに沢山食べていた。

イトコはイトコで、「オリーブちゃんがママになったなんてね〜」なんて感慨深げだったし。

子供の頃、大学生だったそのイトコにずいぶんと可愛がってもらってた私。
そんな私も、もう三十路です★
おそろしや、おそろしや…