あられもない姿を夫以外の男性に…
2003年3月7日バジルを妊娠したとき、近所で割とキレイな個人病院に行った。
もっと近くにも産婦人科はあったのに、敢えてそこを選んだことに運命のいたずらを(後に)感じたりした。
産婦人科と小児科・内科を併設しているその医院は、院長先生(男性)が産婦人科、理事長先生(院長先生のお母さん)が小児科と内科を担当していた。
その医院の裏には外科のクリニックがあって、そこでは院長先生の弟が開業していた。
絵に描いたような医者一家!
何となくそこに駆け込み、「妊娠してますよ」と言われ、医者はしごをする時間も気力もなく、かかりつけを変えるのも面倒だったし理由もなかったので、そこで生むことにしてずっと通った。
私はつわりがひどくて、5ヶ月に入るくらいまでは「イチゴ」と「小松菜」だけで生きていた(ナゼに小松菜??)。
当時、両親が東京に住んでいたので、体調がいいときに仕事用のパソコンを手に新幹線に飛び乗り、1週間とか10日、だらだらしたり。
イチゴと小松菜じゃちょっと…と心配した母が、特上の肉を買ってきてすき焼きなんかしてくれたけど、せっかく準備してくれたのに悪いなぁと思って食べたものの、やっぱり後から気分が悪くなっちゃったり…あーもったいない!!
しかも、そのつわりの真っ最中に、マンションの目の前の小学校で、連日のように「だんご3兄弟」が大音量で流れていた。気分悪いのにだんごだんごと連呼するなよー!!とどうしようもない思いで布団を頭からかぶっていた日もあったっけ。
そのせいか、妊娠中には4kgしか太らなかった。
+++
ある日、伯母から電話がかかってきた。「調子どう?」と気にしてくれたのだ。
伯母の息子(つまり私のイトコ)も夫婦で開業している。関西圏で医者をやっているなんて割と世界が狭いみたいで、ひょっとしたら知り合いだったりしてねーなんて言いながら、私が「○○区の、ラクーン先生(仮名)っていうんやけど」と何の気なしに言ったら!!
なんと!!!
伯母の唾が電話線を伝わってこっちにテレポート(?)してくるんじゃないかと思うような勢いで
「ええー!!ラクーンくん?そうなの?いや〜〜〜、偶然やわぁ。ラクーンって、うちのイーグル(イトコ)と高校の頃からの親友なんよー」
えっ。。。。
聞いてもいないことを、のべつ幕なしにまくしたてる伯母。私は完全に頭真っ白。
だってだって。
もう何ヶ月もの間、あんなあられもない姿を、こともあろうに(間接的な)知り合いにさらしていたのよー!しかも、スカートで診察に行った日ならまだしも、出先で倒れて担ぎ込まれたときなんか、ズボンだったりして。
お尻から太ももから思いっきり丸出しで内診台に乗っちゃったのに(恥)
そして、鬼のようなとどめの一言。
「こんな偶然、滅多にないから、オリーブのこと、よろしく頼むって言っておいてあげるわ!」
やめてくれー!!!
「ええー。いいよ恥ずかしい。ってか、頼むからやめて」
と強く言ったのに。
だってさ「オリーブのケツはでかい」とか「アソコはどーの」とかネタにされちゃ嫌だもん(← 結構本気で思った)。
+++
しかし。
次の診察のときに、開口一番
「オリーブさん。聞いたよ聞いたよー。イーグルのイトコなんだって?苗字が違うから分からなかったよー。イーグルの奥さんのスパローさんとは、インターンの時に一緒で(云々)」
と嬉しげに言われた。
どうやら、ずいぶんと仲がいいらしい。
しかも夫婦揃って?悪夢としか思えん
はー。
しかし、いい先生だしな。こんな理由で転院するのも変だし。
そう腹をくくって、迎えた陣痛の日。
26時間にもおよぶ格闘の末、ようやく分娩台にあげてもらったとき、院長先生は別の急患に取り掛かっていて、代わりに理事長先生がやってきた。
この世のものとは思えない痛みに私がもがいてるときに、お股の向こうから涼しい顔の理事長先生が言った。
「そうそう!!あなた、イーグルくんのイトコなんだって?」
(((−−;;;;;
んなことどうでもいいから、早くこの痛みを何とかしてくれー!!
こうしてバジルは生まれたのであった…。
もっと近くにも産婦人科はあったのに、敢えてそこを選んだことに運命のいたずらを(後に)感じたりした。
産婦人科と小児科・内科を併設しているその医院は、院長先生(男性)が産婦人科、理事長先生(院長先生のお母さん)が小児科と内科を担当していた。
その医院の裏には外科のクリニックがあって、そこでは院長先生の弟が開業していた。
絵に描いたような医者一家!
何となくそこに駆け込み、「妊娠してますよ」と言われ、医者はしごをする時間も気力もなく、かかりつけを変えるのも面倒だったし理由もなかったので、そこで生むことにしてずっと通った。
私はつわりがひどくて、5ヶ月に入るくらいまでは「イチゴ」と「小松菜」だけで生きていた(ナゼに小松菜??)。
当時、両親が東京に住んでいたので、体調がいいときに仕事用のパソコンを手に新幹線に飛び乗り、1週間とか10日、だらだらしたり。
イチゴと小松菜じゃちょっと…と心配した母が、特上の肉を買ってきてすき焼きなんかしてくれたけど、せっかく準備してくれたのに悪いなぁと思って食べたものの、やっぱり後から気分が悪くなっちゃったり…あーもったいない!!
しかも、そのつわりの真っ最中に、マンションの目の前の小学校で、連日のように「だんご3兄弟」が大音量で流れていた。気分悪いのにだんごだんごと連呼するなよー!!とどうしようもない思いで布団を頭からかぶっていた日もあったっけ。
そのせいか、妊娠中には4kgしか太らなかった。
+++
ある日、伯母から電話がかかってきた。「調子どう?」と気にしてくれたのだ。
伯母の息子(つまり私のイトコ)も夫婦で開業している。関西圏で医者をやっているなんて割と世界が狭いみたいで、ひょっとしたら知り合いだったりしてねーなんて言いながら、私が「○○区の、ラクーン先生(仮名)っていうんやけど」と何の気なしに言ったら!!
なんと!!!
伯母の唾が電話線を伝わってこっちにテレポート(?)してくるんじゃないかと思うような勢いで
「ええー!!ラクーンくん?そうなの?いや〜〜〜、偶然やわぁ。ラクーンって、うちのイーグル(イトコ)と高校の頃からの親友なんよー」
えっ。。。。
聞いてもいないことを、のべつ幕なしにまくしたてる伯母。私は完全に頭真っ白。
だってだって。
もう何ヶ月もの間、あんなあられもない姿を、こともあろうに(間接的な)知り合いにさらしていたのよー!しかも、スカートで診察に行った日ならまだしも、出先で倒れて担ぎ込まれたときなんか、ズボンだったりして。
お尻から太ももから思いっきり丸出しで内診台に乗っちゃったのに(恥)
そして、鬼のようなとどめの一言。
「こんな偶然、滅多にないから、オリーブのこと、よろしく頼むって言っておいてあげるわ!」
やめてくれー!!!
「ええー。いいよ恥ずかしい。ってか、頼むからやめて」
と強く言ったのに。
だってさ「オリーブのケツはでかい」とか「アソコはどーの」とかネタにされちゃ嫌だもん(← 結構本気で思った)。
+++
しかし。
次の診察のときに、開口一番
「オリーブさん。聞いたよ聞いたよー。イーグルのイトコなんだって?苗字が違うから分からなかったよー。イーグルの奥さんのスパローさんとは、インターンの時に一緒で(云々)」
と嬉しげに言われた。
どうやら、ずいぶんと仲がいいらしい。
しかも夫婦揃って?悪夢としか思えん
はー。
しかし、いい先生だしな。こんな理由で転院するのも変だし。
そう腹をくくって、迎えた陣痛の日。
26時間にもおよぶ格闘の末、ようやく分娩台にあげてもらったとき、院長先生は別の急患に取り掛かっていて、代わりに理事長先生がやってきた。
この世のものとは思えない痛みに私がもがいてるときに、お股の向こうから涼しい顔の理事長先生が言った。
「そうそう!!あなた、イーグルくんのイトコなんだって?」
(((−−;;;;;
んなことどうでもいいから、早くこの痛みを何とかしてくれー!!
こうしてバジルは生まれたのであった…。
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