風邪ひきバジル

2003年1月24日
バジルが風邪をひいた。

バジルはそれほど頻繁には熱を出したりしない方だけど(でも今年の冬は不調かも?)、熱が出ると半端じゃなく高熱が出る。39度台が当たり前って感じで。

インフルエンザが心配だったので病院に連れていったら、風邪だと言われた。一安心した。
先生に診察してもらってるときに、いきなり
「おばあちゃん、今日は仕事?」と聞いてきたのでビックリした。
いったい何を言ってるんだ、こんなときに(笑)

帰宅して、口当たりのいいゼリーやらイオン飲料水やらを与えて熱を測ったら、やっぱり39度を超していた。パジャマに着替えさせて寝かせてたら、足をやら腕やらをしきりに絡めてくる。

熱が出ると甘えんぼになるんだな。
こっちも足やら腕を絡め返すと
 「やめて」と素っ気なく言われた。
何でやねん。

でも、少しでも私がそばから離れると、

「ママー。どこ行くの?」
「バジルのこと好き?」
「ここで一緒に寝て」

としきりに求めてくる。

やっと寝たと思ってベッドから離れ、リビングの仕事机に向かったところでまた

「ママどこー!!」

(−−;

やっとバジルの強烈な求愛(?)から解放されたのは、ついさっき(22:30くらい?)。

まぁ、滅多にないことだもんな。熱を出してしんどくて、心細いのも分かる。

早く良くなってね、バジル。

+++

バジルを寝かしつけながら思い出してたことがあった。

去年の夏、梅田のジュンク堂で絵本を見ていたら、見るからにアメリカ人のパパと、それはそれは可愛らしい女の子の親子がいた。

女の子のお母さんはそこにはいなかったけど、恐らく日本人。
西洋と東洋の融合というか、ほんっとに見事に西洋人と東洋人のいい部分でできたお人形ような子だった。一瞬、手をとめて見惚れていると、ミッキーマウスの絵本を手にしたパパが言った。

"We’ve got Mickey here for you, honey."
(ここにミッキーの本があるよ)

するとその女の子は。

「ミッキーはいややねん」

げげ。関西弁かよ。
ものすごく普通の関西の子供っぽい話し方だった。あまりのギャップにますます目が離せなくなっていると、その女の子は「タンタン」の絵本を手に取って、パパに言った。

「パパー。あたし、これがいいねん。これ。チンチン」

(・・;;

タンタンは「Tintin」と書く。
タンタンの原作者はワロン系ベルギー人で(ワロン系のベルギー人はフランス語が母国語)、フランス語で「in」は「アン」という鼻母音になる。なので「Tintin」は「タンタン」という発音になるのだ。

だけど、英語的には字面だけ見ていると「チンチン」で間違いではない。

こんな可愛い女の子の、バラの花びらのような唇から「チンチン」だなんて、持っていた本を落っことしそうになってしまった。

しかし、パパはあまり日本語が得意ではないみたいで(言ってることは問題なく分かる様子だったけど)、何もツッコミをいれずにそのままその本を持ってレジに向かっていった。

+++

ちなみにバジルは、"Curious George" によく言われる。顔も言われてみればちょっと似てるかもしれないけど、何となく立ち居振る舞いというか、脱力系っぽいところが似てるかもしれない。なので、一部のお友達からは「ジョージ」と呼ばれていたりする。

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